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2014年08月02日

教育に命を懸けろ! 「初代文部大臣 森有禮のことば」

 
 最近、わが国の若者(15歳から39歳)の無業者数が増え続け224万人に達している。

 おおきな 社会経済問題である。この問題の根本に是までの教育の在り方等が正面から問われている。
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 私は 国家公務員として通商産業省(現 経済産業省)、経済企画庁(現 内閣府)等で業務をしており、国会議事堂、議員会館、大蔵省、外務省、警察庁、人事院、農水省、国土省、法務省など 霞が関のほとんどの諸官庁には業務等で訪れている。

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 不思議に 霞が関の一角にある文部省(現 文部科学省)には 訪れたことがなかった。

 先週  国立大学法人琉球大学監事 として

    初めて 文部科学省 の扉の 中に入った。

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 会議が終わり 階下のトイレに行こうとしたときに 偶然 「文部科学省 情報広場(注)」に遭遇した。

                (注)  ⇒ http://www.mext.go.jp/joho-hiroba/

 そこに わが国として 大切な 真の ”””教育魂””” を発見した。

 それは 「初代文部大臣 森有禮(もり ありのり)・先生のことば」である。

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 教育に命を懸けろ! 「初代文部大臣 森有禮のことば」

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明治18年(1885年)12月、内閣制度の創設とともに初代文部大臣に森有禮・先生が就任した。森有禮・先生は、就任後、全国の教育学問の行政を総括する文部省の責任の重要性を明らかにし、その覚悟を述べた「自警」の書を書いている。以下に「自警の書」の解釈を記述する。

  :::::::::::::::::: 「自警」(解釈) :::::::::::::::::::::::::

「文部省は、全国の教育学問に関する行政の大権を有しているので、その責任は大変に重いものである。

 したがって、文部省の職務を担当する者は、専心鋭意その責任を尽くして、学問をつかさどる行政官吏の任をまっとうしなければいけない。そしてそのためには、学問をつかさどる行政官吏であることをわきまえ、決して他の官吏と比べることはせず、ひたすら文部省の職務に熟達することを計り、ある程度になったからといっても満足しないで、もっと、もっと上に進むように努力し、最後にはその職に死んでもいいくらいの精神を自覚することが必要である。(文部科学省 情報広場 旧大臣室内 配布パンフレットより抜粋)」

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   教育に命を懸けろ! 「初代文部大臣 森有禮のことば」
( 30年前 上海で出会った 「笑っている龍」の壺 )
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  偶然  訪ねた 文部科学省 情報広場 で

 明治の近代国家構築を目指す リーダーの  ”” 志  ”” の 

  原点の地に 足を踏み入れることができた。

  「初代文部大臣 森有禮・先生のことば」 が わが心身に 雷のように落ち

  現在の 我が国における教育行政・大学教育の改革の重要性を再確認した。

  家庭も人 会社も人 国も人 地域も人  世界も人 … ・・ ・ 

  (通商産業省では 組織は人なり  人財育成に注力していたことを思い出した)   

 ””””  地域・人々のため この命を懸けて大学監事業務にあたる 覚悟を と 念じた  ””””

 {もちろん 人間だけでなく 自然 宇宙の存在も 見据え 謙虚さが 肝要であるが}

私は 65歳を 目前にしているが 大切なことを初めて知る 発見することが 数多くある。

  「初代文部大臣 森有禮・先生」との素晴らしい出会いを大切に 一層研鑽しなければ。

  謙虚さを忘れずに!!! ”””ゆい(縁)””””” に深く感謝。

  「「「21世紀 地球における リーダー国家としての

  新たな わが国の教育構築 に微力だが命を懸け 少しでも尽力しなければ
。」」」  


          ””” 文科省 職員 に あつい エールを !!! ””””””




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{参考: 森有禮は、明治18年(1885年)、第1次伊藤内閣の下で初代文部大臣に就任し、東京高等師範学校(東京教育大学を経た、現在の筑波大学)を「教育の総本山」と称して改革を行うなど、日本における教育政策に携わる。43歳で没。 ウイキペデイアより」 

* 私の母校は筑波大学 「東京高等師範学校(東京教育大学を経た、現在の筑波大学)を「教育の総本山」と称して改革」の 文に 自分のミッションが重なり 胸が熱くなる。


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Posted by 蘭亭山荘主人(北原秋一) at 22:39│Comments(2)影響を頂いた見識国の型・形・在り方
この記事へのコメント
素晴らしい言葉ですね。

・・・もっと、もっと上に進むように努力し、
最後にはその職に死んでもいいくらいの
精神を自覚することが必要である。

「研究のないところに教育はない」
という言葉を思い出させます。

まさに、一生懸命に生きるとは、真理を追究するとは、・・・
ただひたすらに、ただひたすらに追究することと覚えたり。
Posted by 真芯でとらえる at 2014年08月04日 18:41
 あらゆるところにデジタルな波が浸透する昨今、さまざまな事象を効率性の観点などの定量的に評価する場面が増えているように感じています。

あくまでも個人的な意見ですが
教育の場面でも例外ではなく、人を直視せずに
2次元的なアプローチでヒトと接しているようにも感じています。

自分なりの哲学や志を持たず、単なる手法だけをヒトにぶつけても
響かないと思います。

「教育魂」…今こそ、原点回帰が必要ですね!!
心の原生林が多く残る、ここ沖縄でわたしくも頑張ってみたいと思います。
Posted by Naha,T at 2014年08月05日 08:27
 
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